空港へ向かうバス タリバンの検問かいくぐる外務省案

有料記事アフガニスタン情勢

菅原普 佐藤達弥 バンコク=乗京真知
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 混乱が続くアフガニスタンから国外へと逃れるための主要ルートは空路で、各国の軍用機が集まるカブール国際空港は最重要施設となっている。そうした施設の周辺での大きな爆発は、米側が懸念していたテロ攻撃の可能性もある。自衛隊による退避作戦をめぐる判断にも影響が出そうだ。

 爆発の情報を聞き、日本政府関係者は「最悪の場合、自衛隊撤退を迫られる。相当にまずい状況だ」と漏らした。

 米軍の撤退状況から、政府は「退避作戦」に残されているのは26、27両日の2日間とみており、当初から時間は限られていた。茂木敏充外相は26日、自民党の派閥会合で「今日、明日のオペレーション(作戦)でどれだけの人を運びだせるか。緊迫感を持った展開になってくる」と述べた。

「同乗しようとする人が殺到する恐れ」も

 政府は26日、拠点を置く隣…

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