家具購入に公費1千万円 市長「なぜ問題?理解苦しむ」

大嶋辰男
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 千葉県市川市庁舎の市長室の家具購入費が約1千万円だったことについて、村越祐民市長は24日の会見で「市長室の什器(じゅうき、家具)に関しては議会で決裁し、正式な手続きを踏んで調達を行っている。特段問題はない」との認識を示した。

 家具は昨夏の市庁舎完成に合わせて購入され、市長の執務机約157万円、執務用イス約23万円、応接ソファなど合計約1058万円だった。6月の議会で市議から「このような高額の支出は市民の理解が得られるのか」と追及されたが、市長は答弁しなかった。

 この日の会見で、村越市長は自身の希望によるものかどうかは答えず、「議会が決裁し調達したのに、なぜ、市議会で問題として取り上げたのか、理解に苦しむ」と話した。

市長室のシャワー室も撤去を否定

 また、会見では市長室に設置されたシャワー室の問題に関連して、6月の議会で再度、シャワー室の撤去を求める決議が採択されたことについて、「いまのところ(撤去する)そういう話にはなっていない」と撤去する意向がないことをあらためて表明した。

 「私設秘書」とされる人物が電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪で起訴されたことについては、男性について「私設秘書ではない」と主張した。(大嶋辰男)

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