ワタミやノジマ「接種済み」社員名札に 「客に安心感」
新型コロナのワクチン接種を済ませたことを示すマークを、社員の名札に付ける動きがでてきた。家電量販大手ノジマで始まり、外食大手ワタミは11月から導入する。客の安心感につなげたいという。識者の評価は分かれている。
居酒屋の「ミライザカ」や「鳥メロ」などを営むワタミは、自治体などでの接種を促す案内を近く約1500人の社員に出す。義務にはせず、希望しない社員にはPCR検査を定期的に受けてもらう方向だ。PCR検査の費用を企業側で負担するかどうかは明らかにしていない。
接種を2度済ませるか、もしくは、定期的なPCR検査で陰性の結果が出た社員の名札に、マークをつける。まずは11月から始める新しい業態の居酒屋に導入し、ほかの飲食店にも広げていく。「お客様が安心して利用できる環境にしたい」と広報担当者は話す。職域での接種は予定していない。
神奈川地盤の家電量販大手ノジマは、職域接種の2回目を終えた従業員に「接種済」のシールを配布。シールを名札に付けた従業員による接客が、すでに始まっている。
接種を受けるかどうか、受け取ったシールを貼るかどうかは従業員本人の意向しだいで、社内外での混乱は起きていない、と広報担当者は説明している。
こうした取り組みを前向きに…
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