JR四国、お盆利用「予想より低調」 コロナや長雨影響

福家司
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 【徳島】JR四国は18日、お盆期間(6~17日)の利用状況を発表した。瀬戸大橋線と予讃、土讃、高徳の主要3線区での利用客は前年同期を1割ほど上回ったものの、新型コロナウイルスの感染拡大による利用者減に加えて、台風や長雨による運休の影響もあり、コロナ禍前の2019年同期の4割弱にとどまった。

 瀬戸大橋線の利用客は133万7千人で前年同期比12%増、主要3線区は60万9千人で同10%増。お盆期間の利用客が増加に転じたのは、瀬戸大橋線が4年ぶり、主要3線区は5年ぶり。ただし、19年同期と比べると、瀬戸大橋線が38%、主要3線区が36%と、コロナ禍前の水準にはほど遠い。

 期間中の9日には台風9号、13日以降は長雨の影響で運休が相次いだ。特急列車の多くが前年同期を上回る中、土讃線の南風・しまんと、あしずりや予讃線の宇和海は長雨による運休のため減少した。

 JR四国の担当者は「お盆に一定の帰省客はあったが、天候不順による運休、イベントの中止もあり、予想より低調だった」と話している。

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