西村経済再生相が靖国神社を参拝 菅内閣の現職閣僚で初

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 政府内で新型コロナウイルス対応を担う西村康稔経済再生相が13日午前、東京・九段の靖国神社を参拝したことが同神社への取材で分かった。関係者によると、私費で玉串料を納めたという。西村氏は昨年、終戦の日の翌16日に参拝している。昨年9月に菅内閣が発足して以降、現職閣僚の靖国神社への参拝は初めてとみられる。

 西村氏は12日、新型コロナの感染拡大を受け、記者団の取材に「お盆の季節になっているが、ぜひとも自宅で家族でステイホームでお願いをしたい」と話していた。超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は一斉参拝を見送っている。

 靖国神社には太平洋戦争などの戦死者がまつられているが、戦争当時の指導者で、極東国際軍事裁判(東京裁判)で「A級戦犯」とされた14人が合祀(ごうし)されており、中国や韓国が首相や閣僚の参拝を問題視している。

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