井上輝子・和光大名誉教授が死去 女性学の草分け

 井上 輝子さん(いのうえ・てるこ=和光大名誉教授、女性学者・社会学者)10日、悪性リンパ腫で死去、79歳。葬儀は近親者のみで営む。喪主は長男康彦さん。後日、お別れの会を開く予定。

 70年代にウーマンリブの運動に参加し、和光大でいち早く女性学講座を担当するなど、日本における女性学の確立に貢献した。著書に「新・女性学への招待」「女性学とその周辺」など。

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    田中俊之
    (大妻女子大学准教授 男性学研究者)
    2021年8月11日0時2分 投稿
    【解説】

    和光大学で男性学の授業を担当していた関係で、井上先生には大変お世話になりました。先生の男女平等にこだわる姿勢には、男女をめぐって語る言葉が増えた現代だからこそ、基本に立ちかえるという意味で学ぶべきものがあります。最近、ジェンダーやフェミニズ

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