立憲・本多平直議員が辞職表明 性交同意めぐる発言で
未成年と同意のもと性行為をして逮捕されるのはおかしいなどと発言した、立憲民主党の本多平直衆院議員(56)=比例北海道ブロック=は27日、国会内で記者会見を開き、衆院議員を辞職することを明らかにした。立憲に離党届を提出し、受理された。
本多氏は会見で、「事態が続けば、第三者をさらに傷つけ、党にも迷惑をかけかねないことに鑑み、離党届を提出した」と説明。「比例代表選出で党を離れる以上、筋を通し、議員辞職も決断した」と述べた。次期衆院選への立候補については、「これから先のことは、まったく考えていない」と述べるにとどめた。
本多氏は5月、刑法で性行為が一律禁止される年齢を現行の「13歳未満」から引き上げることを議論する党のワーキングチーム(WT)に出席。外部の有識者に対し、「50代の私と14歳の子が、恋愛したうえでの同意があった場合に罰せられるのはおかしい」と発言した。
発覚後、本多氏は発言を撤回、謝罪したが、党は外部有識者でつくるハラスメント防止対策委員会を設け、本多氏の言動について「威圧的な対応」「立法府の一員としての資質自体が大いに問われる」などと指摘した。党執行部は本多氏に自発的な離党を求めたが、応じなかったため、13日に党員資格停止1年の処分とする方針を決め、27日の常任幹事会で正式に決定する予定だった。
本多氏は21日、党倫理委員…