東京で過去最多の2848人感染 半年ぶりの2千人超
東京都は27日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2848人確認したと発表した。第3波の1月7日の2520人を超えて過去最多となった。2千人を超えるのは1月15日(2044人)以来約半年ぶりで、8日連続で1千人を超えた。埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県でも感染は急拡大し、千葉県の熊谷俊人知事は28日にも政府に緊急事態宣言を要請する考えを示した。埼玉、神奈川両県も要請する方針。
東京都の27日までの1週間平均の新規感染者数は1762・6人で前週の149・4%。感染者数の急増は4連休中に医療機関が休診した影響もあるとみられるが、4度目の緊急事態宣言が12日に出てから2週間経っても、感染急拡大はいまだ収まっていない。
27日の感染者2848人の年代別では20代951人、30代610人で半数以上を占める。40代466人、50代301人、10代275人と続き、若年層に感染者が集中している。65歳以上の高齢者は78人だった。
都内では、感染力の強い変異株(デルタ株)が広がり、市中感染の広がりを示す検査の陽性率(週平均)は26日時点で15・7%に達し、過去最高だった1月7日を上回った。
感染者の急増に伴い、病床逼…
- 【視点】
緊急事態宣言が出てから2週間を過ぎてもなお、加速が止まりません。高齢者へのワクチン接種が進んだため、重症者数は抑えられているようですが、重症者数や死亡者数はあくまでも遅行指標。感染者数そのものがこのまま前週比1.5倍増のペースで急拡大すれば
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