浜田青陵賞に河上麻由子阪大准教授 東アジア史研究で
編集委員・中村俊介
考古学とその関連分野の優れた研究者に贈られる第33回浜田青陵賞(大阪府岸和田市、朝日新聞社主催)の受賞者が、河上麻由子・大阪大学准教授(41)=東アジア史=に決まり、27日発表された。授賞式と記念シンポジウムはこの秋に岸和田市内で予定。
河上さんは北海道出身。北海道大学や九州大学大学院で日本古代史や東アジア史を学び、奈良女子大学准教授をへて、この春から現職。仏教の視点から古代の日中外交などをとらえ直す新鮮なアプローチが高く評価された。(編集委員・中村俊介)