菅首相、自民党総裁選「出馬は当然のこと」 再選に意欲
笹山大志
菅義偉首相は17日、読売テレビの番組に出演し、自民党総裁の任期が9月末で満了することに伴う総裁選について問われ、「総裁として出馬するというのは、時期がくれば当然のことだろうと思っている」と述べ、再選に意欲を示した。
秋までにある総選挙前に内閣改造をするのか問われると、首相は「最優先にすべきはコロナ対策。国民が安心できる生活を感じてもらえることを最優先に取り組んでいきたい」とし、「私の任期も限られている。衆議院全体の任期も同じですが、そういう中で解散総選挙は視野に入ってくる」と述べた。
酒の提供停止をめぐり、金融機関や酒類販売事業者への働きかけなどの政府方針を撤回したことについて首相は、「飲食店や酒類の販売の事業者の皆さんに不安とか混乱を生じさせてしまった。大変申し訳なく思いますし、内閣全体としてそうしたことがないように今後気をつけていかなきゃならない」と陳謝した。
一方、23日に開会する東京五輪について、首相は「コロナ禍でまさにこの困難に直面するいまだからこそ、世界が団結をした象徴としてこの難局を乗り越えることができる。そうしたことを世界に発信することも意義のあることだ」と述べた。