中津川のリニア新駅、7月中に準備工事へ JR東海

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 岐阜県中津川市千旦林に建設予定のリニア中央新幹線の新駅(仮称・岐阜県駅)について、JR東海は15日、今月中にもヤード造成などの準備工事に着手すると発表した。計画では、2024年度中の新駅完成をめざす。

 新駅は高架駅で幅約45メートル、高さは約30メートル。新駅の全3工区(約1・3キロ)のうち駅東部(約290メートル区間)について、環境保全措置などの計画を15日、県と中津川市に提出した。ほかの2工区も今秋に同様の計画を提出し、着工をめざす。

 一方、15日には、リニア中央新幹線建設促進岐阜県期成同盟会(会長・古田肇知事)が岐阜県多治見市で定期総会を開いた。

 27年の開業に向けて早期整備を図ることや、工事の本格化に伴う発生土の処分などについて、沿線自治体や住民に対する情報提供に丁寧に努めることなどが決議された。

 古田知事は、JR東海が御嵩町の住民への説明会の場所を当初は可児市で予定していたことに触れて「住民の意見を聞くためにわざわざ隣町で説明会を開くという事例があった。とてもこれは理解できない。かえって問題をさらに大きくする」と指摘。「岐阜県の未来を切り開くビッグプロジェクトに引き続き一心同体で取り組む」と述べた。

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