大阪市、1回目接種の予約を近く停止へ 供給見通せず
新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、大阪市の松井一郎市長は1日、米ファイザー製のワクチンを使用する個別接種や、区民センターなどでの集団接種の新規予約(原則65歳以上が対象)を近く停止すると発表した。
国からの十分な供給が見通せない中、1回接種した市民の2回目分を確保するため。停止されるのは、1回目の接種希望者の予約で、2回目接種の予約は引き続き受け付ける。
松井市長は記者会見で、「8月の見通しが立たない。供給される量に応じた形で接種態勢を見直したい」と話した。予約をいつ停止するかについては、2日の会議で決める。
診療所などの医療機関で行われている個別接種について、市はすでに5日以降のワクチン配送を一部制限する方針を決めている。
大阪府の吉村洋文知事は1日、大阪市がワクチン不足に直面している状況について「感染が起きやすい、緊急事態宣言が出されていたエリアへの戦略的なワクチン分配が必要ではないか」と主張。分配のあり方を検討するよう、国に対して要望する考えを示した…
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