国民民主の衆院選候補、公認取り消し 万引き容疑で捜査
鬼原民幸
国民民主党は28日、次期衆院選の島根2区で公認予定だった新顔のフリージャーナリスト、折川(おりかわ)朋子氏(43)を除籍処分とし、公認予定を取り消したと発表した。
国会内で記者会見した榛葉賀津也幹事長によると、折川氏は26日に島根県出雲市内の量販店で万引きをしたとして、同県警の任意捜査を受けている。
党の処分は27日付で、折川氏は党に対し、万引きの事実関係を認めているという。榛葉氏は当時の詳しい状況や商品の種類などは「捜査中」と明らかにしなかった。
折川氏は東京都出身。毎日新聞記者やフリージャーナリストとして活動した後、同党の候補者公募に応募。今月1日に島根2区の公認候補として発表されたばかりだった。
榛葉氏は「国民の皆様におわびする」と謝罪。東京都議選や次期衆院選への影響については「少なからずある。信頼回復に全力を尽くす」と述べた。