サッカー南米選手権、140人が陽性 「予防策は機能」
ブラジルで開催中のサッカー南米選手権を主催する南米サッカー連盟は21日、選手や大会関係者に対して実施した新型コロナのPCR検査で計140人が陽性だったと発表した。詳細は明らかにしていないが、大半は運営スタッフや選手たちが滞在するホテルなどの外部の従業員だったという。ブラジルでは20日までに1792万人が感染、50万人超の死亡が確認されている。
連盟によると、13日の開幕以降、1万5235件のPCR検査を実施した。陽性率は0・9%に当たる。
選手や審判、代表団メンバーのほか、外注先の従業員、運営スタッフなど、大会の参加者全員の定期的なPCR検査を実施し、陽性者は隔離しているという。大会3日目時点では検査した1・7%が陽性だったことから、連盟は声明で「陽性率は下がってきており、予防策は期待通りに機能している」とした。
選手団では、ベネズエラの選手団13人などが陽性だったことが確認されている。
大会をめぐっては、予定地だったコロンビアとアルゼンチンが開催を返上したため、ブラジルでの開催が急きょ決まった。ただ、ブラジルは感染者数が1800万人に迫っており、ブラジル代表が開催を批判する声明を出していた。
ブラジルでは19日に死者が50万人を突破。米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、50万人を超えたのは米国に次いで2番目。感染者数も米、インドに次いで3番目に多い。(サンパウロ=岡田玄)
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