LGBTの学生も競技参加へ 米国、性差別禁止法を適用

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ワシントン=大島隆
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 米バイデン政権は16日、学校での性差別の禁止を定めた法律が、LGBTなど性的少数者の生徒や学生にも適用されるとの新たな方針を示した。学校におけるトランスジェンダーのスポーツ参加やトイレ使用に厳しい姿勢を取ってきたトランプ前政権の方針を覆すものだ。

 米国ではトランスジェンダー女性の女子競技への参加をめぐる論争が激しくなっている。政府は今後、参加を認めるなどの具体的な指針を示すとみられ、各州の政府や学校の対応が焦点になる。

 トランプ前政権は、トランスジェンダーの学生への対応をめぐって、自認する性に基づくトイレや更衣室の使用を認めたオバマ政権の方針を撤回していた。

 またトランプ前政権は、トランスジェンダー女性の選手が学生の女子競技に参加することは女性の活躍の機会を奪うことになるとして、「教育機関における性差別を禁止した法律(通称タイトルナイン)」に違反するとの見解を公表していた。

 それに対し、教育省は16日…

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