与党、内閣不信任案を否決 土地規制法案も夜採決の構え

[PR]

 立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党が提出した菅義偉内閣への不信任決議案は15日夕の衆院本会議で、自民、公明両党と日本維新の会の反対多数で否決された。政府・与党は予定通り16日で国会を閉会させる方針で、重要法案である土地規制法案を15日夜にも採決に踏みきる構えだ。

 不信任案は、新型コロナウイルスの感染状況に臨機応変に対応するため、野党側が国会会期を3カ月間、大幅に延長するよう求めたが、菅首相が拒んだため、提出された。

 趣旨弁明では、立憲の枝野幸男代表が、国会延長を受け入れなかったことについて、「現実に目を背け、論戦から逃げ、国権の最高機関の機能を長期にわたって停止しようとしていることは、有事のリーダーとして失格だ」と批判。コロナ対策の「失策」や「政治とカネ」をめぐる問題なども指摘した。

 投票結果は賛成134票、反対322票だった。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら