氷室京介さんの偽Tシャツ販売か ファンの男を書類送検

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 人気ロックミュージシャン、氷室京介さんの偽Tシャツを販売したなどとして、警視庁は8日、名古屋市の会社員の男(43)を商標法違反容疑で書類送検した。男は氷室さんの熱狂的なファンだという。

 渋谷署によると、男は昨年4月、氷室さんの事務所が商標権を持つ「KYOSUKE HIMURO」のロゴに酷似したマークを付けたTシャツを東京都内の男性に2750円で売った疑いがある。12月には、同様のマークの付いたパーカやジャンパーなどのグッズ60点を販売目的で持っていた疑いがある。

 容疑を認め、「中学生の頃から(氷室さんが)好きだった。売り上げの一部をファン同士の懇親会の費用にあてた」などと供述しているという。

 男は氷室さんのファンクラブのメンバーで、2018年ごろからファンクラブの仲間に偽グッズを売っていたと署はみている。19年10月からは自身のホームページで広く客を募っていたという。

 署は押収した資料などから、これまでに約100人に約400点のグッズを売り、約260万円を売り上げたとみて調べている。

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