59歳以下の集団接種、20~30代優先 新宿区長方針

武田啓亮
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 東京都新宿区の吉住健一区長は2日の記者会見で、59歳以下への新型コロナワクチンの集団接種では、20~30代の若者の予約を優先する方針を示した。症状が出にくく行動範囲も広いとされる若者に接種することで、他の世代への感染も防ごうという狙いだ。

 区は現在75歳以上への集団接種を実施しており、3日からは65~74歳、15日からは60~64歳の予約受付が始まる。59歳以下には17日に接種券を配布し、接種は7月以降になる見通しだ。

 区長は「若者は保育や介護、窓口業務などエッセンシャルワーカーとして人と接する機会も多い。専門家からも『まず若年層を抑えないといけない』と指摘された」と、若者の予約を優先する理由を説明した。個別接種が始まっても、かかりつけ医が無いなどの理由で若者の利用は少ないとみて、40代以上とで接種方法の分散を図った。

 19歳以下への集団接種については「副反応について分かっていない部分もある。念のため、私たち大人から先に打つべきだ」と語った。基礎疾患がある人、20~30代、40~50代、19歳以下の順で段階的に接種を進める考えを示した。(武田啓亮)

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