在宅でたばこ増えた? 見えたのは「自分に甘い傾向」

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編集委員・辻外記子
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 新型コロナウイルス感染症の流行で在宅勤務やステイホームが広がる中、喫煙者に「たばこの本数や量が増えたか」と尋ねた調査の結果を、国立がん研究センターが発表した。

 調査は今年3月、インターネットを使って計2千人の成人男女から回答を得た。喫煙者と非喫煙者の割合は半数ずつだった。

 その結果、喫煙量が「増えた」と答えた人は18%、「減った」という人は11%、「やめることができた」は1%だった。「変わらない」は70%だった。

 増えたという180人に主な原因を聞くと、「ストレスの増加」を挙げた人が49%で最も多かった。

 次いで、「職場は禁煙だが自宅は制約がない」が34%、「周囲の目が自宅では気にならない」が10%と続いた。

 一方、喫煙が減った人とやめたという人合わせて124人にも、その理由を聞いた。「飲み会や会食がなくなり、喫煙の機会が減った」が30%で、「自宅では家族の目が気になる、受動喫煙から家族を守りたい」の19%より多かった。

 喫煙者に「禁煙したいか」と聞くと、「したい」と答えた人は25%。コロナ流行前の調査とほぼ同じ割合だった。

 調査では、喫煙者と非喫煙者…

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