バーチャルで旅や買い物を ANAが新事業22年から
友田雄大
ANAホールディングスは20日、バーチャル空間で旅行や買い物を楽しめるアプリ「スカイホエール」を2022年に展開すると発表した。課金方法などの詳細は検討中だが、25年度までの累計売上高を3千億円にする目標という。
スマホやタブレット端末などで専用アプリをダウンロードして利用する。旅行は、最大8人が同時に3D映像の世界を訪れる。京都といった実在する観光地のほかにも、過去や未来、宇宙空間、映画の世界といったデジタル空間ならではの旅をできるようにする。
3Dのショッピングモールで友人と買い物をできるサービスも用意する。買った品物は世界各地に配送できる。教育や医療関連のサービスも提供する予定だ。
昨夏に設立した子会社が準備を進める。利用者の8割は海外に住む外国人を見込み、多言語に対応する。将来は多くの事業体と組み、バーチャル空間のサービスが集まるプラットフォームにしたいという。