「楽天エクスプレス」5月末で終了へ 委託先から反発も

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柴田秀並 益田暢子

 楽天グループが、配送事業「楽天エクスプレス」を5月末にも終了することがわかった。日本郵政との提携を受けた物流分野の見直しの一環。ただ、委託先の運送業者から「突然の通告で補償の説明もない」などと憤りの声も出ている。

 楽天エクスプレスは、通販サイト「楽天市場」などで販売する商品の一部を配送する事業。2016年11月に始まり、各地の運送業者に業務委託している。昨年末時点で人口の約6割をカバーしているという。

 楽天は3月、日本郵政から約1500億円の出資を受けて資本業務提携した。日本郵政グループ日本郵便と共同で物流事業を担う新会社を7月にも設立し、楽天の物流事業は新会社に移管する方針だ。楽天は朝日新聞の取材に楽天エクスプレス終了を認め、「今後は日本郵便と一緒に物流戦略を考えていくため、物流事業をいったんリセットする」(広報)と説明した。

 委託先の運送業者には、5月…

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