韓国与野党の有力者、大挙して光州へ 大統領選にらむ

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ソウル=神谷毅
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 韓国南西部の光州で1980年、軍が民主化運動を弾圧した「光州事件」から41年となる18日、現地で政府や与野党の関係者、遺族らが参加して記念式典が開かれた。大統領選に出馬が予想される与野党の有力者らも大挙して訪問。来年3月の大統領選をにらんだ動きが活発になってきた。

 79年10月の朴正熙(パクチョンヒ)大統領の暗殺後、韓国社会が混乱するなかで軍や情報機関を握った全斗煥(チョンドゥファン)氏(後に大統領)ら新軍部は、民主化の旗手・金大中(キムデジュン)氏(後に大統領)らを逮捕。蜂起した金氏の地元・光州市民が鎮圧される光州事件へ発展した。

 光州市によると、死者・行方不明者は242人。今も真相究明が続く。こうした経緯から、光州は民主化運動の流れをくむ現在の政権与党「共に民主党」の「心臓」とも例えられる。

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