大規模接種のモデルナ製、ファイザー製と比べて安全性は

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編集委員・田村建二
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 政府が東京と大阪に設置する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターの予約が17日、始まった。大規模接種で使われることが見込まれるのは、米モデルナ製のワクチンだ。医療従事者が先行接種を受けたファイザー製とは異なり、20日に承認の可否が判断された後、すぐに大勢の高齢者に一度にうたれることになる。安全性に心配はないのか。

 モデルナ製のワクチンは、ファイザー製と同様に「メッセンジャーRNA(mRNA)」という遺伝物質を使う。海外での臨床試験データによると、モデルナのワクチンを接種したときの発症率は、接種しない場合と比べて94・1%低かった。これは、95%だったファイザー製のワクチンとほぼ変わらず、高い発症予防効果が期待できる。

 安全性については、モデルナワクチンを接種した後に38度以上の発熱をした65歳以上の人の割合は、1回目で0・3%、2回目で10%だった。56歳以上で観察したファイザーワクチンでの同様の頻度は、1回目で1%、2回目で11%。海外ではこれまで、安全性についてファイザー製との大きな差は指摘されていない。

 接種後に気を付けるべきこと…

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