政府案はねた「追認機関」 変わった専門家、前夜の決意
新型コロナウイルスの感染状況が悪化する北海道、岡山県、広島県を、緊急事態宣言の対象とする方針が、政府の当初案を変更して急転直下で決まった。この異例の決定を後押ししたのが、基本的対処方針分科会の専門家たちだ。ある決意を胸に、この日の会議に臨んでいた。
14日朝の基本的対処方針分科会。予定より30分以上遅い午前9時半ごろに終わると、出席していた専門家らは口をそろえて政府対応を評価した。「画期的だ。首相の決断に敬意を表したい」「危機感を共有できた。(意見を)持ち帰ってとなれば(改めての判断まで)1週間かかる」「ともかく行動が遅いということだったが非常にいい」
政府はこの日朝、岡山、広島…
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