NYT、契約数781万件に デジタル版が199万件増
ニューヨーク=真海喬生
米新聞大手ニューヨーク・タイムズ(NYT)は5日、紙媒体とデジタル版を合わせた総契約数が、今年3月末時点で781万件だったと発表した。1年前から200万件近く増えた。紙媒体は1・5万件減ったが、デジタル版が199万件増の699万件に達し、大きく押し上げた。
この日発表した今年1~3月期決算で明らかにした。メレディス・コピット・レビアン最高経営責任者(CEO)は電話会見で、「激動の大統領選や人種問題、新型コロナウイルスの感染拡大がジャーナリズムにかつてない需要を創出した」と述べた。
1~3月期の売上高は前年同期比6・6%増の4億7304万ドル(約515億円)、純利益は同25・1%増の4110万ドル(約44億円)だった。新型コロナの影響で広告収入は1割弱減ったが、デジタル版を中心とした定期購読料の収入が約15%増え、増収増益となった。
ただ、デジタル版のうち、料…