ホームで投げられ中学生重傷、19歳男を傷害容疑で逮捕

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 埼玉県川口市のJR京浜東北線西川口駅のホームで列車の撮影に来ていた男子中学生が投げ倒されて頭に重傷を負った事件で、県警は28日、住所不詳の会社員の男(19)を傷害と暴行の疑いで逮捕したと発表した。「倒そうとしたわけではない」などと容疑を否認しているという。

 27日午後8時ごろ、男が同駅改札前にいたところを警戒中の川口署員が発見し職務質問した。男は「出頭しようとしていた。ニュースを見て逃げられないと思った」と話したという。

 署によると、逮捕容疑は25日午後5時20分ごろ、同駅ホームで男子中学生を投げ倒すなどの暴行を加えて頭の骨を折る重傷を負わせ、この直前にも臨時快速列車「あしかが大藤まつり号」の撮影を巡りトラブルになった別の中学生の首をつかんだというもの。

 けがをした中学生はトラブルの様子をスマートフォンで撮影しており、署は男がこれに腹を立てて暴行を加えたとみている。

 男は事件直後に到着した電車に乗って逃走し、県警が傷害などの疑いで行方を追っていた。

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