首里城のミニチュア再現 栃木・東武ワールドスクウェア

梶山天
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 世界文化遺産など有名な建造物を25分の1のスケールで再現している栃木県日光市のテーマパーク「東武ワールドスクウェア」の日本ゾーンに24日、一昨年の火災で焼失した沖縄の首里城が完成、「竣成(しゅんせい)式」が行われた。

 同園はアメリカ・ヨーロッパ・アジアなど6ゾーンに約100点の建造物がある。当初は沖縄県知事らが出席して大がかりな式典を計画したが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため縮小した。

 約120平方メートルの敷地内に高さ62・4センチの正殿や南殿・番所、広福門など24の朱塗りの建屋が精巧に再現されており、入場客らがカメラのシャッターを押していた。

 栃木県の福田富一知事は「5年後に那覇市の首里城正殿が復元されると聞いている。応援をしたい」とエールを送った。埼玉県久喜市から訪れた新井綾香さん(30)は「首里城は、高校時代に修学旅行で行った思い出の場所。火事で焼失した時、沖縄のことを思い悲しくなった。再建できるように応援したい」と話した。25日は入園無料。(梶山天)

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