【香川】高松琴平電鉄（ことでん、本社・高松市）は、運行中の電車内で車掌が発行する「車内乗車券」をイメージしたメモ帳を発売した。琴平線に新駅の伏石駅が昨年11月に開業したのを記念して作ったという。

　本物よりひと回り大きい縦7・8センチ、横17・5センチで、ことでん全線の路線図や水色の地紋など、デザインは本物とほぼ同じ。ナンバーはことでんにちなんで「5（コ）10（ト）5（コ）10（ト）」。裏面がメモ用紙になっている。

　裏表紙には「本券を不正に使用すると、不正乗車ほか、罪に問われる可能性がございます」などの注意書きも。担当者は「デザインにこだわり、本物に似すぎてしまった。大きさがこれだけ違えば、駅員や車掌が見逃すことはないと思うが……」と気をもむ。

　1冊50枚つづり700円で、高松築港、瓦町、片原町の各駅と通販サイト「ことでんショップ」（https://www.kotoden-shop.com/）で販売している。すでに100冊以上が購入されたという。（福家司）