【詳報】日米共同声明に台湾・香港・ウイグルを明記

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 菅義偉首相が16日午後(日本時間17日午前)、米ワシントンでバイデン大統領との首脳会談に臨みました。外国首脳として初めてとなるバイデン氏との対面での会談は、広く国内外の注目を集めています。首相が15日夜に東京・羽田空港を出発してから18日に帰国するまで、訪米をめぐる動きをタイムラインでお伝えします。

(タイムスタンプは、日本時間)

■■15日(日本時間)■■

20:20

菅首相が羽田空港を出発

 菅義偉首相は15日夜、初の米国訪問に向け、羽田空港から政府専用機で飛び立った。16日午後(日本時間17日午前)にワシントンでバイデン大統領と会談する。台湾海峡情勢など、米国が対決姿勢を強める中国との向き合い方が主要議題になる見込みだ。

 出発に先立ち、菅首相は官邸で記者団に「バイデン大統領との信頼関係を構築し、日米同盟をさらに強固なものにしたい。日米それぞれの国の関心事項について幅広く議論したい。『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて、日米のリーダーシップを世界に示したい」と意欲を語った。

■■16日(日本時間)■■

08:45

麻生氏「安倍・トランプのような関係に」

 麻生太郎副総理兼財務相は16日午前の閣議後会見で、日米首脳会談への期待感を問われ、「(バイデン)米大統領の最初の(対面)会談が日本人。そういった意味では新しい総理にこちらもなっており、両首脳が会って人間関係がそこで作られるように、1回目の会談なので、きちんとした『安倍・トランプ』のような話が通じる関係になるとよいと思う」と述べ、「蜜月関係」とされた安倍晋三前首相とトランプ前大統領との関係になぞらえた。

09:10

丸川五輪相「しっかり連携したい」

 菅義偉首相の訪米に関連し、丸川珠代五輪相は16日の閣議後の記者会見で、東京五輪パラリンピックに向けた米国との連携について「(米国は)大会の参加に向けて着実に準備を進めていると聞いている。大きな選手団を率いてくるので、しっかり連携をしたい」と述べた。

09:16

菅首相がワシントン郊外に到着

 米国訪問中の菅義偉首相を乗せた政府専用機が16日午前(日本時間)、ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着した。16日午後(日本時間17日午前)にバイデン大統領と会談する。台湾海峡情勢など、米国が対決姿勢を強める中国との向き合い方が主要議題になる見込みだ。

09:30

防衛相「台湾めぐる環境に厳しさ」

 日米首脳会談で議題になる見通しの台湾情勢をめぐり、岸信夫防衛相は16日午前の記者会見で「台湾をめぐる様々な安全保障環境は非常に厳しさを増している。特に中台関係において中国軍の軍事力、バランスが中国側に傾いて、毎年その差が拡大している」と懸念を示した。

 岸氏は3月に東京都内で開かれた日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)が「台湾海峡の平和と安定の重要性」を確認したことに触れ、「日米ともにしっかりと注視をしていきたい」と語った。首脳会談で議論になるかは「中身については予断をもってコメントすることは差し控えたい」と述べるにとどめた。

 一方、首脳会談全般をめぐっては「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力、地域情勢などについて幅広く意見が交わされ、日米同盟の抑止力、対処力の強化につながることを期待している」と話した。

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