渡辺明名人(36)=棋王・王将と合わせ三冠=に斎藤慎太郎八段(27)が挑戦する第79期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第1局は、8日午前9時に再開された。
1日目の7日は渡辺名人が最後に26分考えて、60手目を封じた。千日手になりそうな膠着(こうちゃく)状態から先手の斎藤八段が本格的な攻めを決行するかどうか、緊迫した局面を迎えている。
持ち時間各9時間のうち、残りは斎藤八段が4時間29分、渡辺名人は5時間39分。8日夜までに決着する見込みだ。(村上耕司)
いよいよ開戦、飯塚祐紀七段が解説【第79期将棋名人戦第1局】
22:05
終局後インタビュー
斎藤慎太郎八段
――矢倉はある程度思い描いた展開だったのか
仕掛けに苦労したので、あまりうまくいかなかったかなと。
――封じ手のあたりは、控室では千日手の可能性も検討されていた
結構持ち時間を使ってしまっていたので、何とか打開策を、と2日目に入るときは思っていました。
――(67手目)▲4五歩から仕掛けた。
▲4五歩のあと(75手目)▲36歩と合わせられるかがはっきりわからなくて、恐らくちょっと(攻めが)細い展開ではと思っていた。
――名人の攻め
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ちょっと(自分が)足りない…
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