全国で新たに2087人感染 「第4波」へ懸念高まる

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 新型コロナウイルスの国内の感染者は30日、午後9時現在で新たに2087人が確認された。大阪府で400人を超えるなど、感染再拡大の傾向が顕著な地域が目立ち、「第4波」への懸念が高まっている。

 大阪府の新規感染者は432人。400人を上回るのは421人だった1月24日以来。感染経路が分かっていない人の割合は63・2%に上っている。府が確保している病床(224床)の使用率は、およそ1カ月ぶりに40%を超えた。

 東京都の新規感染者は364人で、11日連続で前週の同じ曜日を上回った。都内では初めて変異株の死者も確認された。亡くなったのは70代男性で、都の担当者は「市中感染の可能性が高い」としている。

 内閣官房がまとめた今月29日時点の資料で感染状況や医療の逼迫(ひっぱく)具合を示す「6指標」を見ると、宮城、山形、東京、大阪、兵庫、愛媛、沖縄の各都府県では、ステージ3(感染急増)以上の項目が四つ以上あった。山形県では新たに療養者数がステージ4(感染爆発)相当に達した。

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