聖火リレー「始まったら、もうやめられない」 政府高官

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 菅義偉首相は25日午前、今夏の東京五輪パラリンピックの開催について、「東京都、組織委員会、IOC(国際オリンピック委員会)と連携をしながら進める」と述べ、改めて開催に意欲を示した。首相官邸で記者団の取材に応じた。

 この日は福島県から五輪の聖火リレーが始まった。首相は「大会が近づいてきていることを国民に実感してもらえる貴重な機会だ。それぞれの地域において機運を高めてもらいたい」と語った。

 24日は東京都で新型コロナウイルスの感染者が1週間ぶりに400人を超えるなど、緊急事態宣言の全面解除後、全国的なリバウンド(感染再拡大)の懸念が高まっている。首相は五輪開催への影響について問われ、「対策には万全を期し、それぞれの地域と連携しながら感染拡大防止を徹底し、安全安心の大会にしていきたい」と述べた。政府高官は「開催が前提だ。聖火リレーが始まったら、もうやめることはできない」と話した。

 首相は「国会の日程などを総合的に勘案」などの理由で、聖火リレーの出発式への参加を見送った。

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