宇野昌磨選手が聖火ランナー辞退 大会出場で間に合わず
土井良典
男子フィギュアスケートの宇野昌磨選手(23)=名古屋市出身=が、愛知県で選ばれていた東京五輪の聖火ランナーを辞退した。24日、聖火リレーの同県実行委員会(事務局・県スポーツ振興課)が発表した。
宇野選手は28日までスウェーデンで開かれている世界選手権に出場中。帰国した場合、新型コロナウイルス対策の自主隔離期間(14日間)が必要なため、宇野選手の関係者が聖火リレーに間に合わないと判断した。22日に県に対して辞退の申し出があった。
県スポーツ振興課の担当者は「宇野選手本人は出走したいとの意向を持っており、自主隔離期間を短くすることができないか方策をぎりぎりまで探っていたが、難しいとわかった」と経緯を説明している。
宇野選手の代わりのランナーは立てず、すでに決まっている聖火ランナーの走行距離を延ばすことで穴埋めする。