「歓送迎会、できるだけして」島根知事が県民に呼びかけ

浪間新太
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 職場の歓送迎会、できるだけ行(おこな)って――丸山達也・島根県知事は12日、県民に対してこう呼びかけた。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受ける県内飲食店の支援が狙い。丸山知事は「過度な自粛で飲食店は苦しんでいる。政府にも支援をお願いしているが、知事としてできることを考えた上でのお願いだ」と話した。

 県はこれまで、県民に対して、飲食店を利用する時は「9人以下で1時間30分まで」を目安にするよう呼びかけていた。歓送迎会についてもこの目安を適用し、異動や採用で県外から来た人がいる職場では、来県後2週間が経過した後で開くよう呼びかける。

 県のまとめでは、県内の新型コロナ感染者計284人の推定感染経路は50%が家庭内で、県内飲食店は4%にとどまる。丸山知事は「全国的には飲食店が主要な感染経路かもしれないが県内ではそうではなく、とりわけリスクが高いわけではない」と話した。

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この記事を書いた人
浪間新太
国際報道部
専門・関心分野
ロシア政治・外交、ウクライナ情勢、国際法