神戸で変異株増加、感染者の半数占める日も 検査増訴え

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遠藤美波
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 感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異ウイルス(変異株)で、神戸市での広がりが注目されている。市は「2月中旬には感染者の約15%を占めていた」と発表し、変異株の感染者は全国でも多い。市は「検査を多く実施する結果、発見も増える」と説明。変異株の割合は増加傾向にあるとし、検査の充実を訴える。

 神戸市環境保健研究所の発表では、今年1月から2月18日までに確認された英国型の変異株の感染者は31人。市内の感染者に占める割合は、1月29日~2月4日が4・6%、2月5~11日は10・5%、2月12~18日は15・2%と増えた。

 市の担当者によると、その後も全感染者の5割を占める日もあり、増加傾向は続く。新規感染者が減る中、変異株感染者の濃厚接触者を多く検査しているという面はあるが、飯島義雄所長は「それだけ感染力が強いと考えている」と話す。

 厚生労働省の発表では、変異株が多く確認されているのは都道府県別で埼玉、兵庫、新潟の順(3月5日現在)。神戸市の担当者は「神戸で変異株が多く出ているのは検査数が多いためで、全国的にも一定の割合で広がっているのではないか」と言う。

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 変異株の検査は、PCR検査…

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