無人の車が60m後退 阪急と衝突事故で運転手書類送検

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足立優心
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 神戸市灘区の阪急神戸線の上り線踏切で昨年11月、特急電車が無人の車と衝突し、脱線した事故で、兵庫県警は8日、車の男性運転手(42)を過失往来危険の疑いで書類送検した。県警は、停車時のサイドブレーキが十分でなく、車が約60メートルにわたって坂道を後退したとみている。

 捜査関係者への取材でわかった。集配業の男性運転手は、業務用の軽ワンボックス車を、踏切から北に約60メートル登った坂道の路肩にサイドブレーキを十分にかけずに停車。業務で離れた間に車を無人のまま坂を後退させ、踏切内で特急電車と衝突させて先頭車両を脱線させた疑いがある。「サイドブレーキが甘かったかもしれない」と容疑を認めているという。

 車は坂を下る途中に電柱と接触し、方向を変えて踏切内に入り、特急電車と衝突したという。車は電車とフェンスの間にはさまり、車体がつぶれて大破した。電車も先頭車両のフロントガラスが割れ、踏切から約150メートル進んで脱線した。

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 事故は昨年11月23日午後…

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