東日本大震災から10年 ゆめタウンでパネル展

松岡大将
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 東日本大震災から11日で10年を迎えるのに合わせ、佐賀市の「ゆめタウン佐賀」で6日、当時の状況などを伝えるパネル展が始まった。観覧無料。11日までで、その後、12~14日に県庁1階の県民ホールに場所を移して開かれる。

 津波にのみ込まれた街の写真や、当時の新聞記事などを計77枚のパネルで伝えている。ボランティアで佐賀から被災地に人形を送り続けている人の紹介や、復興の歩みをまとめた映像もある。

 写真を見ていた佐賀市の主婦江頭志津子さん(65)は、「宮城にいたことがあり、立ち直っているかが心配。何もできないけれど、ただ応援することしかできない」と話していた。

 今年は、佐賀県が特に支援した宮城県気仙沼市にメッセージを届ける企画も行われている。会場にあるカードにメッセージを書き、特設のフックにぶら下げれば県が送るという。カードには「がんばれ!!」「心は一つです」などと書き込まれていた。(松岡大将)

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