「愛国者による香港統治」選挙制度を審議 全人代が開幕

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北京=西山明宏 冨名腰隆
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 中国の全国人民代表大会全人代、国会に相当)が5日、北京の人民大会堂で開幕した。李克強(リーコーチアン)首相は政府活動報告で今年の経済成長率目標を「6%以上」に設定し、中期経済方針「第14次5カ年計画案」を説明。「愛国者による香港統治」を定める選挙制度改変案も提出された。国防予算は前年比6・8%増とした。「ポストコロナ時代」を見据える中国が、その青写真を示す全人代になる。

 会期は11日までの7日間。新型コロナウイルスの影響で短縮された昨年と同じ会期となった。

 李氏は政府活動報告で、早期に新型コロナを抑え込んだ結果、昨年の国内総生産(GDP)が前年比2・3%増だった成果をアピール。「世界が注目し、歴史に刻まれる結果を出した」と誇った。今年の経済成長率目標について、市場の予想は8%前後が多かったが、「6%以上」と控えめに設定。昨年は新型コロナを理由に目標を発表していなかった。

今回の全人代では香港の選挙制度改変案も審議されます。どこまで具体的な案が出てくるか。記事の後半で触れています。

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 一方、第14次5カ年計画案…

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