コロナ禍で外出を控えると、お年寄りにどのような影響があるのか、筑波大の久野譜也教授(健康政策)らが調べた。昨年11月時点で、60歳以上の3割近くに認知機能の低下がみられた。5月と比べ、割合は約2倍に増えていたという。
調査は北海道や埼玉県、京都府などの5市町に住む60歳以上の約4700人に郵送で実施した。昨年1月までの「コロナ前」と11月時点の状態について尋ねた。外出や運動習慣、もの忘れが気になるかなどについて選択式で答えてもらった。
回答を分析し、コロナ前と比べて理解や判断など認知機能の低下があると判定された人は、11月時点で約27%にあたる約1300人。5月の調査では約13%が低下していて、割合は2・1倍に増えた。
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久野さんは昨春の緊急事態宣…
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