農水省接待、次官は「会話覚えてない、趣旨も分からぬ」

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高木真也 兼田徳幸
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 贈収賄事件で在宅起訴された吉川貴盛・元農林水産相と鶏卵大手アキタフーズ前代表らの会食に農水省幹部が招かれ、接待を受けていた問題で、会食に同席して減給処分を受けた枝元真徹(まさあき)・事務次官は1日の衆院予算委員会で、アキタ社側から会食時に、具体的な政策に関わる働きかけはなかったと説明した。

 立憲民主の山井和則氏が会食時の状況について質問した。枝元次官は「たぶん養鶏についての話題も出たのだろうと思うが、2年半ほど前のことでほとんど覚えていない」と説明。「具体的な政策の働きかけがあればさすがに覚えていると思うので、そのような働きかけはなかったと認識している」と答弁した。

 吉川元農水相からの会食後の働きかけの有無について、枝元次官は「会食を受けて何か指示があったということもない」と否定した。農水省の調査では特定に至らなかった会食の趣旨については、「よく分かりません」と答えた。

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