ヤングケアラーの実態知って オンライン講演会

遠藤美波
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 【兵庫】家族らを介護する18歳未満の子どもたち「ヤングケアラー」の現状について知ってもらおうと、神戸市社会福祉協議会が3月10日、オンライン講演会「ヤングケアラー『家族のケアを担う子どもたち』~現状と当事者たちの語り~」を開く。

 ヤングケアラーの実態調査を続ける大阪歯科大学医療保健学部の浜島淑恵准教授による基調講演のあと、ヤングケアラーだった2人が実体験を語る。神戸市の職員は行政の支援策について説明する。講演後は浜島准教授や元ヤングケアラーと、参加者が語り合う「おはなし会」もある。

 午後2~4時。オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使う。参加無料。神戸市社会福祉協議会のHP「ラブ・リング こうべ」の「市民福祉大学」のページにある申し込みフォームから、今月24日までに申し込む。申し込み後に講演の資料とZoomの操作マニュアルがメールで届く。問い合わせは市社会福祉協議会市民福祉大学(078・271・5300)。

 ヤングケアラーをめぐっては、神戸市が「こども・若者ケアラー支援担当課長」を4月に新設し、相談窓口の設置やヤングケアラー同士の交流の場づくり、学校関係者への研修などを実施していくと発表。2021年度予算に1500万円を計上した。(遠藤美波)

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