「橋本さん、うまく滑り込んだ」 デーブさん、心配は…
女性蔑視発言で辞任した東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗前会長(83)の後任に、五輪相の橋本聖子氏(56)が就いた。東京大会が掲げる理念との乖離(かいり)、後任人事を巡る「密室」批判など、一連の騒動や浮き彫りになった現実から何を感じたのか。放送プロデューサーのデーブ・スペクターさんに聞いた。
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元スケート選手なだけに、うまく会長に滑り込んだよね。7回も五輪に出ているし、銅メダルもとっている。(自民党出身の森さんに近いという意味で)身内だから、リセット感は薄いけど、これまで五輪大臣として大会運営にも関わってきて、人望も厚い。いろんなことを熟知しているから、みんなが納得する人選だと思う。開催のピンチだから、すごく重要なポスト。新型コロナ対策とか観客のこととか、しっかりやってほしい。
ただ、決め方については透明性を確保した非公開って、矛盾していて、笑っちゃう。五輪関連は密室で決まる。そういう組織なんだな。
心配なのは、つるしあげ。も…