「利害関係者とは思わず」 総務省幹部の釈明に疑問の声

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豊岡亮 藤田知也
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 総務省幹部4人が菅義偉首相の長男の勤め先である放送関連会社「東北新社」から接待を受けていた問題で、「相手が利害関係者とは思わなかった」という幹部らの釈明に対し、政府内外で疑問の声が出ている。総務省は16日、東北新社以外の企業や4人以外の幹部が同様な会食をしていなかったか調べる方針を示したが、どこまで実効性のある調査になるかは不透明だ。

 16日の衆院総務委員会。東北新社側が昨年10~12月にタクシー券や飲食費を負担した幹部4人との会食目的について、原邦彰・総務省官房長は「意見交換」「忘年会」などだったと説明した。また、国家公務員は利害関係者からの接待や金品贈与を禁じられているが、幹部4人の1人、湯本博信・情報流通行政局官房審議官は「出席者に利害関係者がいないと思った」と強調。ほかの3人も同様の主張をしているという。

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 主張の背景には、総務省が許…

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