佐賀駅に新たな自動ドア設置へ 障害者団体の要望で実現

福井万穂
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 JR佐賀駅(佐賀市)に、新たな自動ドアが3月から設けられることになった。現在、改札に近い南北の入り口にあるのは、ガラス製の開き戸。重くて開けにくいため、車いすを使っている人らが設置を要望していた。16日、JR九州が設置を伝える式典があった。

 要望していたのは、佐賀県内の障害者とその家族ら約50人でつくる「佐賀の障がい福祉を考える会」。自動ドアは、東のバスセンター側にはあるが、送り迎えの車やタクシーの乗降スペースがある南北の入り口にはなかった。

 自身も車いすで生活している内田勝也会長(31)によると、車いすを動かしながら、重い扉を押し引きするのは難しく、他の人が通るのを待って一緒に入るなどしていた。杖を使っている人や、ベビーカーを使う子育て中の人からも、自動ドアを求める声があったという。こうしたことから昨年7月、石井健一駅長に要望書を出していた。

 内田会長は式典で「ユニバーサルデザインの取り組みで、佐賀の玄関口をみんなが利用しやすくなるのは大変うれしい」。2024年には、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会が開かれる予定もあり、「より多くの人に佐賀に来てもらいたい」と話した。

 JR九州によると、来月4日に着工し、同23日から使い始める予定。石井駅長は「思ったより早く実現できてよかった。今は新型コロナウイルス対策で常にドアを開放しているが、閉めれば冷暖房も利きやすくなる。環境にも優しい駅を目指したい」と話していた。

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この記事を書いた人
福井万穂
西部報道センター|行政
専門・関心分野
沖縄、水俣、教育