偽物ワクチン、海外へ流出か 中国警察が複数人を拘束 

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北京=高田正幸
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 中国国営新華社通信は15日、中国で昨年以降、新型コロナウイルスのワクチンの偽物を製造したり、販売したりする不正を相次ぎ摘発したとする最高人民検察院(最高検)の発表を伝えた。詳細は不明だが、偽ワクチンが海外に送られた例も確認されたという。

 最高検によると、今月10日までに中国各地で偽ワクチンの製造・販売やワクチンの違法販売など21件を立件し、計70人の逮捕を許可したという。

 49歳の男は昨年11月、偽物のワクチン約2千本を約104万元(約1700万円)で入手し、知人の男らと共謀し、このうち600本を香港経由で国外に送ったという。男らは偽物とは知らなかったとしているが、不正にワクチンを輸出した疑いで警察に拘束された。最高検は輸出先などの詳細は明らかにしていない。

 男が販売したワクチンは別の…

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