五輪ボランティア390人が辞退 森喜朗氏の発言受け
斉藤佑介 長野佑介
東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視発言の後、会場運営に関わる大会ボランティア約390人が辞退したことがわかった。組織委が8日夜、公表した。聖火ランナーも森会長の一連の発言を理由に2人が辞退を希望したという。
組織委は8日正午までの数を公表。ボランティアの辞退者も大半は発言を理由に挙げたという。組織委のコールセンターには電話やメールで約4550件の意見が寄せられた。
一方、都によると、駅などで活動する都市ボランティアの辞退は8日夕方時点で53件に達した。都に寄せられた発言に関する電話やメールは計1162件。「会見でも謝罪しているように見えなかった」「日本社会全体が海外から誤解を招く」といった意見が多かったという。
問題になったのは、3日にあった日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で出た「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」などの発言。森会長は4日の会見で謝罪し、撤回したが、その際の対応も「反省していない」などと批判された。
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