サガン鳥栖運営会社の新社長に佐賀県サッカー協会の会長

大野博
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 サッカーJ1・サガン鳥栖の運営会社「サガン・ドリームス」の臨時株主総会と取締役会が5日、佐賀県鳥栖市の駅スタで開かれた。いずれも非公開で、県サッカー協会会長の福岡淳二郎氏(65)が終了後に記者会見し、竹原稔氏(60)に代わり、新社長になったことを発表した。

 株主総会では、福岡氏、県の進(しん)龍太郎政策部長、福岡県久留米市の「ベストアメニティホールディングス」の内田弘会長の3人が、新たに取締役に選任された。竹原前社長ら旧経営陣の4人は、4月の任期満了まで取締役として残るという。

 オンラインで会見した福岡新社長は「厳しい財政状況が続き、新型コロナウイルスの影響が重なる中でバトンを受け取り、責任の重さに身の引き締まる思いだ。鳥栖市をはじめ、県内の全市町と連携を深め、持続可能な地方クラブのモデルを目指す」と述べた。

 サガン・ドリームスの2020年度(20年2月~21年1月)決算は約10億円の赤字で、債務超過となる見通し。福岡新社長は「21年度は入場料収入、広告収入ともに1・5倍を見込んでおり、人件費を抑えるなど、緊縮財政で赤字を出さないのが目標。来年度、再来年度で赤字分を返済したい」と語った。(大野博)

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