「今日亡くなりました」 コロナ感染死、看護師の苦悩
新型コロナウイルス対策で、首都圏に出されている緊急事態宣言が8日、延長された。宣言下のこの1カ月間で、感染で亡くなる人は急増。治療の最前線に立つ看護師らは、目前で相次ぐ死とどう向き合えばいいのか、心身に疲労を抱えている。
1月のある日。30代の男性看護師はいつも通り、東京都内の病院に出勤した。すぐに、一つのベッドを同僚が片付けていることに気づいた。そこは、新型コロナに感染後、重症化して治療を続けていた高齢の女性が寝ているはずだった。「今日、亡くなりました」と同僚から知らされた。
男性は重症者病床の担当。女性が入院したころから受け持ち、人工呼吸器を付ける際には「口から管を入れるけど、頑張って良くなりましょうね」と励ました。症状が良くなり、互いに喜んだこともあったのに……。
患者から感謝され、やりがい…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
新型コロナウイルス最新情報
最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]