東京は0.91%に抗体 5都府県で検査、半年で高まる

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 田村憲久・厚生労働相は5日、新型コロナウイルスの感染の広がりを確かめるために昨年12月に実施した抗体検査の結果を発表した。抗体保有率(陽性率)は東京0・91%、大阪0・58%、宮城0・14%、愛知0・54%、福岡0・19%だった。東京、大阪、宮城は昨年6月に続く2回目の検査で、前回と比べていずれも陽性率は高まっていた。

 田村厚労相は今回の結果について、いずれも1%足らずで集団免疫を獲得しているとは言えないとして、引き続き感染防止対策をするように呼びかけた。

 抗体検査は、ウイルスに感染した後に体内にできるたんぱく質(抗体)を、血液検査で調べる。20歳以上の住民が対象で、5都府県の計1万5043人を検査した。

 二つのメーカーの測定法でいずれも陽性と判定された人は、東京は3399人のうち31人(0・91%)。大阪は2746人のうち16人(0・58%)、宮城は2860人のうち4人(0・14%)、愛知は2960人のうち16人(0・54%)、福岡は3078人のうち6人(0・19%)だった。

 昨年6月の1回目では、陽性率は東京0・10%、大阪0・17%、宮城0・03%だった。

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