ミャンマーで国軍によるクーデターが起きたことについて、国連安全保障理事会は2日午前(日本時間3日未明)、非公開のオンライン協議を開く。今月の安保理議長を務める英国が1日に会見で明らかにした。
英国のウッドワード国連大使によると、安保理は当初、今週後半にミャンマー情勢を議論する予定だった。だが、クーデターの発生を受け、急きょ2日に開くことで合意した。記録の残らない非公開協議になることについては、「率直な議論ができるように」と説明した。
ミャンマーでは大規模な通信障害が発生し、ウッドワード氏によると、在ニューヨークのミャンマー国連代表部も情報収集に困っているという。ただ、ウッドワード氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)と密に連携し、非常任理事国のベトナムとも連絡を取っていると述べた。
2日の協議では、国連ミャンマー担当特使のクリスティン・バーゲナー氏が状況を説明する予定だ。安保理が経済制裁など具体的な行動を起こすためには、国軍と一定の関係を保つ中国を含む常任理事国が拒否権を行使しないことが条件となる。
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ミャンマーでは2017年…